CAC (顧客獲得コスト)

顧客1人を獲得するためにかかった費用総額

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CACとは? 定義と構成要素

CAC(Customer Acquisition Cost)とは、新規顧客1人を獲得するために企業が費やしたトータルコストのことです。

よくある間違いは、「広告費だけ」で計算してしまうことです。
正確なCACを出すには、以下のコストを含める必要があります。

  • マーケティング費用:広告費、イベント出展費、ツール代、代理店手数料など
  • 営業費用:インサイドセールス・フィールドセールスの人件費、交通費など
  • 制作費用:LP制作、ホワイトペーパー作成費など

特にSaaSやBtoBビジネスでは、営業マンの人件費が大きな割合を占めるため、これを無視すると計算が大きく狂います。

計算式と具体例

CACは以下の計算式で算出されます。

CAC = (マーケティング費用 + 営業費用) ÷ 新規獲得顧客数

計算例

ある月で以下のような費用がかかり、10社の新規契約が取れたとします。

  • 広告費:100万円
  • 営業人件費:100万円(2人分)
  • 合計コスト:200万円
  • 新規顧客数:10社

この場合、CACはこうなります。

200万円 ÷ 10社 = 20万円(1社あたり)

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適正ラインは? LTV/CAC > 3

CACは「低ければ低いほど良い」わけではありません。低すぎると機会損失(もっと広告を出せばもっと取れたのに)になります。
重要なのは、LTV(顧客生涯価値)とのバランスです。

一般的に、健全なSaaSビジネスの指標として「LTV / CAC > 3」(ユニットエコノミクス)が推奨されています。

  • 3倍以上:健全。投資を増やして成長スピードを上げるべき。
  • 1倍(等倍):危険。利益が出ていない(赤字)可能性が高い。
  • 5倍以上:機会損失。もっと広告費を使って市場シェアを取りに行くべき。

回収期間(Payback Period)の目安

CACをどれくらいの期間で回収できるかを示す指標をPayback Period(回収期間)と呼びます。
計算式は「CAC ÷ 月次利益(ARPU × 粗利率)」です。

一般的に、SaaSスタートアップでは12ヶ月以内での回収が健全とされています。
この期間が長すぎると、キャッシュフローが悪化し、倒産のリスクが高まります。

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広告費やMRR、解約率を入力すると、LTVやCAC、回収期間を自動で判定します。

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