採用・人事のKPI一覧
応募単価、選考通過率、離職率。人材獲得から定着までを管理する指標ガイド。
採用プロセスの指標(歩留まり率)
採用活動は、マーケティングのファネルと同じように、「応募」から「内定」まで、各段階の通過率(歩留まり)を管理することが重要です。
1. 書類選考通過率
通過数 ÷ 応募数 × 100
低すぎる場合は、募集要件(ペルソナ)と求人媒体のターゲットが合っていない可能性があります。逆に高すぎる場合は、スクリーニングが甘い可能性があります。
2. 面接実施率
書類通過者のうち、実際に面接に来た割合。
ここでの離脱(ドタキャン)を防ぐには、連絡スピードを速めることが最も効果的です。
3. 内定承諾率
入社承諾数 ÷ 内定出し数 × 100
内定を出した後に辞退されるのはコスト的にも精神的にも痛手です。選考中に自社の魅力づけ(アトラクト)が十分にできているかを見直しましょう。
採用コストの指標(採用単価)
1人の人材を採用するためにかかった費用です。
1. 採用単価(Cost Per Hire)
採用コスト総額 ÷ 採用人数
※新卒採用の平均は約50〜60万円、中途採用は約80〜100万円と言われています(リクルート「就職白書」などより)。
2. 応募単価(Cost Per Applicant)
応募1件あたりの獲得コスト。
求人広告費 ÷ 応募数
※どの求人媒体が最もコスパが良いかを比較する際に使います。
定着・組織の指標(離職率・eNPS)
採用して終わりではありません。入社後の活躍と定着までを管理します。
1. 早期離職率
入社後3年以内(または1年以内など)に退職した人の割合。
これが高い場合、「入社前の期待」と「入社後の現実」にギャップがある(リアリティショック)可能性が高いです。
2. eNPS(Employee Net Promoter Score)
「親しい友人に自社への入社を勧めたいか」を数値化した従業員エンゲージメント指標。
組織の健康診断として定期的に計測することが推奨されます。
採用効率を上げるためのアクション
- リファラル採用の強化:社員の紹介による採用は、コストが低く、マッチング精度(定着率)が高い傾向にあります。
- カジュアル面談の導入:選考要素のない面談を挟むことで、応募ハードルを下げ、相互理解を深めます。
- 採用オウンドメディアの活用:求人票には書ききれない「社員の日常」や「カルチャー」を発信し、ミスマッチを防ぎます。