CPA (顧客獲得単価)
コンバージョン1件を獲得するためにかかった費用
CPAとは? 定義と重要性
CPA(Cost Per Acquisition / Action)とは、1件のコンバージョン(成果)を獲得するためにかかった広告費用のことです。日本語では「顧客獲得単価」と呼ばれます。
広告運用において最も重要視される指標の一つで、「いくら払って1人のお客さんを連れてきたか」を示します。
CPAが低いほど効率よく獲得できていることになりますが、安すぎて獲得数が伸びない(機会損失)のも問題であり、バランスが重要です。
計算式と具体例
CPAは以下の計算式で算出されます。
CPA = 広告費用 ÷ コンバージョン数
💡 関連式:
CPA = CPC(クリック単価) ÷ CVR(コンバージョン率)
計算例
ある広告キャンペーンで以下の実績が出たとします。
- 広告費:100,000円
- コンバージョン(注文数):20件
この場合、CPAはこうなります。
100,000円 ÷ 20件 = 5,000円
※1件の注文を取るのに5,000円かかったということです。
もし商品の利益が3,000円しかなければ、売れば売るほど赤字(2,000円の損)になります。
限界CPAと目標CPAの決め方
CPAの良し悪しを判断するには、基準となる「限界CPA」を決める必要があります。
- 限界CPA:赤字にならないギリギリのライン(損益分岐点)。
計算式:平均客単価 - 原価 - 経費 = 粗利(これが限界CPA) - 目標CPA:利益を確保するために設定する目標値。
一般的には限界CPAの50%〜70%程度に設定します。
例:商品価格1万円、原価3,000円の場合、粗利は7,000円です。
限界CPAは7,000円となりますが、利益を残したいので目標CPAを4,000円に設定する、といった具合です。
CPAを下げる3つのアプローチ
CPAが高騰してしまった場合、関連式(CPC ÷ CVR)から考えると、対策は大きく2つしかありません。
1. CPC(クリック単価)を下げる
広告のクリエイティブ(画像やテキスト)を改善してクリック率(CTR)を上げると、広告媒体の品質スコアが上がり、CPCが下がることがあります。また、競合が少ないキーワードを狙うのも有効です。
2. CVR(コンバージョン率)を上げる
ランディングページ(LP)を改善します。ファーストビューで魅力を伝えたり、入力フォームを簡略化したりして、「カゴ落ち」を防ぎます。
実はCPCを下げるよりも、CVRを上げるほうがCPA改善のインパクトが大きいケースがほとんどです。
3. 無駄な配信をカットする
成果につながっていない年齢層、地域、配信面(プレースメント)を除外設定することで、無駄なコストを削減します。