ホテル・旅館のKPI一覧

OCC、ADR、RevPAR。宿泊施設の収益を最大化するための重要指標。

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宿泊業界の3大指標(OCC / ADR / RevPAR)

ホテル経営において、売上を管理するために必ず押さえておくべき3つの指標があります。

  • 📊 OCC (Occupancy Ratio):客室稼働率
    用意した客室のうち、どれだけが埋まったか。
    ※満室(100%)に近づくほど良いが、安売りしすぎの可能性もある。
  • 💰 ADR (Average Daily Rate):客室平均単価
    実際に売れた客室1室あたりの平均単価。
    ※高ければ良いが、稼働率が下がるリスクもある。
  • 🏆 RevPAR (Revenue Per Available Room):販売可能客室数あたり売上
    空室も含めた、全客室1室あたりの売上。
    ※ホテルの実力を測る「最強の指標」。

計算式と具体例

全100室のホテルで、ある日に80室が埋まり、宿泊売上が80万円だった場合:

1. OCC(稼働率)の計算

80室 ÷ 100室 × 100 = 80%

2. ADR(客室単価)の計算

80万円 ÷ 80室 = 10,000円
※売上を「売れた部屋数」で割ります。

3. RevPARの計算

RevPARには2つの計算方法がありますが、結果は同じになります。

  • 方法A: 80万円 ÷ 100室 = 8,000円 (売上 ÷ 全客室数)
  • 方法B: 10,000円(ADR) × 80%(OCC) = 8,000円 (ADR × OCC)
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なぜRevPARが最も重要なのか?

以下のAホテルとBホテル、どちらが優秀でしょうか?

  • Aホテル:稼働率100%(満室)、単価5,000円
  • Bホテル:稼働率50%(ガラガラ)、単価12,000円

RevPARで比較すると一目瞭然です。

  • AホテルのRevPAR:5,000円 × 100% = 5,000円
  • BホテルのRevPAR:12,000円 × 50% = 6,000円

Bホテルの方が、1室あたりの収益性が高く(RevPARが高く)、清掃コストなども抑えられるため、経営効率が良いと言えます。
このように、稼働率と単価のバランスを見るためにRevPARが必須なのです。

レベニューマネジメントの基本

ホテルの商品は「その日の客室」であり、在庫を持ち越すことができません。
そのため、需要に合わせて価格を変動させる「ダイナミックプライシング」が重要になります。

  • 需要が高い日(繁忙期・土曜):強気の価格設定でADRを上げ、RevPAR最大化を狙う。
  • 需要が低い日(閑散期・平日):価格を下げてOCC(稼働率)を確保し、RevPARの低下を防ぐ。

RevPARをシミュレーション

客室数と目標稼働率を入力して、目標達成に必要なADR(単価)を逆算してみましょう。

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