不動産業界のKPI一覧
反響率、来店率、成約率。仲介・管理ビジネスの「歩留まり」を改善する必須指標。
集客フェーズ(ポータル反響・自社反響)
SUUMOやHOMESなどのポータルサイト、または自社サイトからどれだけ問い合わせ(反響)を獲得できたかを測ります。
1. 反響数(問い合わせ数)
メール、電話、LINEなどの問い合わせ総数。これが売上の源泉となります。
2. 反響率(一覧閲覧対詳細閲覧率)
物件一覧が表示された回数のうち、詳細ページがクリックされた割合、または詳細ページから問い合わせに至った割合。
低い場合の原因:写真が暗い、キャッチコピーが弱い、賃料設定が相場とズレている。
3. CPA(反響獲得単価)
反響1件を獲得するのにかかった広告費。
CPA = ポータル掲載費 ÷ 反響数
※エリアや時期によりますが、賃貸なら5,000円〜1万円、売買なら1.5万円〜3万円程度が目安です。
追客フェーズ(来店率・内見率)
反響があっても、実際に会えなければ売上になりません。ここでの「歩留まり」改善が営業マンの腕の見せ所です。
1. アポ取得率・来店率
反響に対して、実際に店舗への来店やオンライン商談のアポイントが取れた割合。
来店率(%) = 来店数 ÷ 反響数 × 100
※メール返信のスピード(初回対応速度)が大きく影響します。「1時間以内」の返信が鉄則とされています。
2. 内見率(案内率)
来店した顧客のうち、実際に物件現地へ案内できた割合。
※来店しても「希望条件に合う物件がない」と帰られてしまう場合は、事前のヒアリング不足や物件在庫の不足が考えられます。
成約フェーズ(成約率・単価)
最終的な売上を決定づける指標です。
1. 成約率(契約率)
成約率(%) = 成約数 ÷ 来店数(または案内数) × 100
※一般的に、賃貸仲介の来店成約率は50〜60%程度が目標とされます。低い場合はクロージング力や提案力の強化が必要です。
2. 仲介手数料単価・付帯売上
1件あたりの売上高。仲介手数料だけでなく、保険、保証会社、消毒施工などの「付帯商品」の販売率もKPIとして管理します。
仕入れ・管理フェーズ(媒介・入居率)
仲介だけでなく、管理会社(PM)や売買の元付業者にとって重要な指標です。
1. 媒介取得数(受託数)
オーナーから売却や賃貸募集の依頼を受けた件数。不動産ビジネスにおける「在庫」の確保であり、最重要KPIの一つです。
2. 入居率(稼働率)
管理物件のうち、入居者が決まっている部屋の割合。
入居率(%) = 入居中戸数 ÷ 管理総戸数 × 100
※95%以上を維持することが、オーナーからの信頼獲得と管理解約防止に繋がります。